ぼく管2改造講座その9 ~シナリオ作成の流れ~

[2015/05/20 追記]
ここではシナリオエディタを使用しない改造方法を紹介しています(エディタ登場までは(要するにぼく管2全盛期)改造シナリオ作成といえばこれが定番でした)
もっと簡単にシナリオを作成したい場合はシナリオエディタのご利用をおすすめします。




さて、今回は、実際にシナリオを作ってみましょう!
・・・と、その前に、次のものが揃っているか、確認してください。
1,バイナリエディタ(自分の使いやすいと思ったものを使用してください。)
2,ぼくは航空管制官2シリーズ(できれば関空昼以前の作品、ここでは東京Aを使用します。)
3,関数電卓(Windows付属のものでよい)
4,根気とやる気



それでは、まずは大まかな改造の流れを紹介します。
あくまで一例ですので必ずこの通りに進めなければならないというわけではありません。



[準備段階]
1,大まかなシナリオ構成を練る(どんなコンセプトで作成するか、など)。
2,それに必要なデータを予め把握する(例えばエンジントラブルを発生させるにはどのようなデータを書くか、など)。

[シナリオ構成段階]
3,大まかなシナリオ構成から実際のタイムテーブルを作成する(何時何分にどの便を出発させるか、など)。
4,管制密度、登場している機体の数などプログラム的な制約を考えて必要ならばある程度タイムテーブルを調整する。

[データ作成段階]
5,作成したタイムテーブルから実際のシナリオデータを構成する。
6,作成したシナリオをプレイし、きちんとシナリオが動作するか、難易度的に問題は無いかをチェックし、必要であればシナリオデータの修正を行う。
7,手順6を繰り返し、シナリオを問題なく最後までプレイできることを確認したら、クリア時の得点を参考に目標得点を設定する。
8,改造シナリオの完成。



それではシナリオを作成します。今回は上記に示した手順でシナリオを作成していきます。

1,シナリオ構成を練る
今回のコンセプトは、「体験版の体験ステージ程度のショートシナリオ」です。体験版のステージのように短時間のショートシナリオである程度楽しめるものを作成します。

2,必要なデータを把握する
今回は「初期配置機(0x06)」、「SPOTOUT(0x07)」、「到着・定義(0x05)」、「風(0x08)」のデータを使用します。
すべてこれまでに解説してきたものなので説明は各項目を参照してください。

3,タイムテーブルを作成する
とりあえず今回は以下のタイムテーブルを利用します。
管制時間:10:30~11:00

時刻ID種別便名機種空港備考
10:30240方向から14ノット、気圧2899
10:301出発JAL-1511B767-300RJOOSPOT 9
10:322到着ANA-0072A320RJFF南から
10:383出発ANK-0841A320RJCCSPOT 15
10:444到着CAL-0852B747-400RCTP南から
10:475出発EVA-0092MD-11RCTPSPOT 45
10:50270方向から14ノット、気圧2879
10:526到着JAS-0342A300RJCC北から
10:56280方向から12ノット、気圧2903


5,シナリオデータの作成
まず、(インストール先)\atc2\port\rjtt\scenario\game_a_01.sd3(場合によりsd2の可能性があります。)のバックアップを取っておきます。
バックアップを取ったら編集を始めます。

そして、シナリオファイルをバイナリエディタにドラグ&ドロップして開きましょう。
ヘッダ部分(0x00~0xEC)を残して残りは消してしまってください。

では、先にヘッダデータを編集します。事前の案より以下のように決定します。
開始時刻:10:30(1030→0x406→0x00000406→06 04 00 00)
終了時刻:11:00(1回目の00分で終了するので値は01)
BGM:インストール済みのBGMにあわせてお好みで設定してください。迷ったらBGM01。
画像

画像は一例です。また、現在の段階では目標得点を変更する必要はありません。

次に、こちらからrjtt_parts.zipをダウンロードしてください。中に5個のファイルが入っていますが、これが各データのテンプレートのようなものです。バイナリエディタで開いて内容を全コピー、シナリオファイルに貼り付けたあと、各データにあわせてデータを変更します。

まずは「0x08data」を開き、中身を全部コピーして編集しているシナリオの末尾に貼り付けます。
画像

コピーできたら時刻の部分を00 00 00 00で埋めておいてください(これはゲーム開始直後の風データです)。

次に、出発機のデータから、次の初期配置機が必要であることが分かります。
JAL B763(00) RJOO Spot9
ANK A320(00) RJCC Spot15
EVA MD11(00) RCTP Spot45
1つずつ設定してきますが、ここでは最初のJAL機のみの説明とします。

「0x06data」を開き、中身を全部コピー、編集しているシナリオの末尾に貼り付けます。
今度は編集するデータにあわせて内容を変更しなければいけません。
画像を参考に編集してください。
画像

残りの2つの航空機も同様に設定します(IDとSpot番号も忘れずに編集してください)。
画像

画像のヘッダ直後の風データ、時刻が00 00 00 00になっていませんがそれは編集忘れです、実際は00 00 00 00になっている必要があります。

以降はタイムテーブルを参照し、上から(=時刻の早い順から)記述していきます。
※シナリオファイルの特性上必ず発生時刻順に記述してください。
まずは10:30の風データを記述します。「0x08data」をそのままコピーペーストすればOKです。

次に10:30の出発データを記述します。「0x07data」をまずはコピーペーストします。そして、画像のように編集してください。とはいっても編集するのは便名のところだけですが。
画像


お次は到着データです。ただし、到着機データは2種類あります。今回は南からの登場なので「0x05data_S」を開き、コピーします。画像のように編集してください(北からの登場の場合、「0x05data_N」を使います)。
画像


これで一通りのデータのコピー・編集をしたので、残りは頑張って作成してください。
何よりも根気が重要です。

これ以降のデータ編集時の注意事項を少しだけ。
・CAL-0852便は種別を04(国際)にすること。
・JAS-0342便は北からの登場なので「0x05data_N」を使うこと。
・データの最後にはFF FF FF FFを忘れずに。

6,確認、修正を行う
保存し、実際にプレイして確かめてみてください。タイムテーブルと異なる動作をする場合はそのデータ付近を調べてみてください。

7,目標得点を設定する
実際にテストプレイしてみたところ、8500点獲得できたのでノーマルモードは7000点でいいでしょう。しかし、エキスパートモードの得点が13500点と不可能な領域になっているので8000点(0x1F40→00 00 40 1F)にしておきます。

8,シナリオデータの完成
以上でシナリオデータの作成は完了です。お疲れ様でした。

今回作成したシナリオデータはこちらからダウンロードできます。気になる方はこのデータと見比べてみてください。

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