ぼく管2改造講座その8 ~到着・定義データ(0x05)設定編~

第8回目。今回は到着機についてです。
まずは次の画像を見てください。
画像

これが到着機用のデータです。
それでは細かく見ていきましょう。
画像

今回は設定項目が多いです。
これまで見た目上は設定する必要の無かった部分まで設定できるので当たり前といえば当たり前なのですが・・・

まず始めの05 00 00 00は、到着機データを表す構文です。例のごとく書き換え禁止です。

次の71 02 00 00は、登場時刻です。71 02 00 00→0x271→625→6時25分であることが分かります。

次の02 00 00 00はIDです。前々回の初期配置機や前回のSPOTOUTと被らないようにしてください。
被るとゲームの進行に支障をきたします。

次、マーク無しの00 00 00 00はX軸位置を示していると推測されます。
その次、マーク無しの50 C9 FF FFはY軸位置と推定されます。

次の40 1F 00 00は0x1F40→8000となり、高度を示しています。単位はフィートです。

その次のピンク色にマークされているD2 00 00 00は速度です。通常のジェット機であれば、D2 00を入れます。
製品ごとに設定されている標準速度より値が小さければSLOW、大きければFASTとストリップに表示されます。
また、前期のシリーズと後期のシリーズでは標準の速度が違います。

次のマーク無し、0E 01 00 00は出現時の方位です。
※位置や高度などのデータを下手にいじるとシナリオが正常に動作しなくなる可能性があるので注意してください。


次の64 00 00 00は便名です。この場合は0x64→100便です。

そこから先は、
航空会社(例ではJAL)
機種(例ではB744→B747-400)
出発元空港(例では大阪国際空港)
が8byteずつ記述されています。

出発元空港の次、紫にマークされている部分は機体IDとなっています。
初期配置機で説明した、新塗装・旧塗装を区別するIDです。

次、マーク無しの85 0C 00 00は出発時に必要になるスコークコードです。
ここでは0xC85→3205となります。

次の8A 02 00 00は、ストリップに表記される時刻です。0x28A→650→6時50分となります。

さらに次、マークはありませんが01 00 00 00という値があります。これは出現時の管制担当を示します。
通常到着機はアプローチ管制からなので、01を指定します。
一部の値はストリップ自体が出現しなくなることもあります(それを利用した0x05データも存在しますがややこしくなるのでここでは説明しません)。

次のマーク箇所は、種別を指定します。
初期配置でも少し説明したように、00 01 00 00で国内、00 04 00 00で国際、00 08 00 00で貨物といった具合に指定します。
東京ビッグウイングを例に取ると、
国内(00 01 00 00)に設定した場合に選択できるスポットは
2,5,9,12,15,20/113
です(ジェット機/レシプロ機 の選択可能スポットを示しています)。
国際(00 04 00 00)に設定した場合に選択できるスポットは
45/なし
となります。
貨物(00 08 00 00)に設定した場合に選択できるスポットは
401/なし
となります。

※ジェット機とレシプロ機を識別する値はairplaneフォルダ内の各機体データ毎に設定されています。


最後の部分、41 4C 4C 5F 53 5F 41 52 00は、文字列でALL_S_ARとなっていますが、これは到着経路(STAR)を指定する為のものです。sceファイルを指定するのですが変にいじると、正常に動作しなくなるので分からない場合は下手に弄らないことが無難です。

到着機データはこんなものです。次回は実際に簡単なステージを作ってみましょう!
あ、その前に番外編が。



以下余談、というかもう少し突っ込んだ話です。

この0x05データ、よく到着機データとして利用されるので「0x05から始まるデータは到着データ」としてしまいそうですが、実際はそうではないようです。
小松のシナリオデータを見ると分かるように、自衛隊の機体はSPOTとして定義されていない場所に配置されています(そもそも小松で定義されているスポットはC、5、6、8の4つだけです)。
これは、速度を0にし、初期状態の管制を00、すなわちストリップを表示させないように設定した0x05データを利用している故に実現可能なのです。
一見すると初期配置機データを使っていそうですが、初期配置機データ(0x06)ではSPOT単位の指定しかできないのでSPOT外の場所に配置することは不可能です。
そんな「SPOTにとらわれない」自由な配置ができるのが0x05データの特徴です。
ただし、その場合そこから航空機を動かすためのデータは殆ど自作しなければならないので手間もかかります。
なかなか奥が深い0x05データ。使ってみると案外面白い発見があるかもしれませんね。

・・・以上余談でした。


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